MENU
鼻の手術、耳の手術

日帰り手術

鼻づまりを治す、においを取り戻す、聞こえるようになる

当院では鼻づまり・鼻水・顔面痛の原因となる副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔弯曲症、アレルギー性鼻炎などに代表される鼻・副鼻腔の病気の手術や難聴・耳漏の原因となる慢性中耳炎・外傷などにより開いた鼓膜の穴を塞ぐ手術、中耳炎に対するチューブ挿入手術を日帰り手術として行っております。
いずれの手術も入院手術と同様の手術です。

また難病指定の好酸球性副鼻腔炎に対しても積極的に手術治療を行い、良好な経過が得られています。手術を受けてもコントロールが難しい方には抗体療法という新しい治療も導入しています。

手術で使用する医療機器は最新鋭のものを揃え、鼻・副鼻腔の手術ではより微細で、より繊細な画像情報を提供するオートクレーブ滅菌対応のFULL HD内視鏡システムと術野における器具位置を0.5mm以内の誤差で表示できる手術用ナビゲーションシステムを採用しており、手術を受けた方が翌日から社会復帰出来るよう、より質の高い・安心・安全な手術を提供しております。

当院では鼻科手術において、特に鼻づまり・嗅覚障害の改善に力を入れております。また手術は丁寧・迅速かつ精密さを信条に行なっております。

治療相談は随時行っておりますのでお気軽にご相談下さい。

特に次のような方は受診してください

耳の症状

  • 耳だれを繰り返す方
  • 聴力改善を希望される方
  • 水泳・海水浴を楽しみたい方

鼻の症状

  • 処置や内服治療で鼻の状態が良くならない・ニオイが戻らない・不十分、あるいはやめるとまた再燃する方
  • 内服治療を希望されない方
  • 鼻ポリープを持っている方
  • 鼻づまりを治したい、鼻づまりでCPAP治療が上手くいかない方

日帰り手術のメリット

  • 手術はすべて局所麻酔で行います。
  • 鼻の手術は鼻の中だけで行う内視鏡手術ですので、傷跡は外見からは分かりませんし、
    顔に傷がついたり、傷跡が残ったりすることはありません。
  • 早くから社会復帰できます。
  • 入院しなくて済むため、忙しい方でも手術を受けることができ、費用が安くなります。
  • すべて保険適応の手術となります。
  • 事前に診察・検査が必要です。(別途負担)
  • 病気の重症度や既往症によっては日帰り手術をお受けできない場合があります。

当院で行っている手術

  • 鼓膜チューブ挿入術
  • 鼓膜穿孔閉鎖術
  • 鼓膜形成術

  • 内視鏡下鼻副鼻腔手術
  • 鼻中隔矯正術
  • 下鼻甲介手術
  • 後鼻神経分枝切断術
  • 超音波凝固装置による粘膜焼灼

耳手術について

鼓膜チューブ挿入術

投薬治療でも繰り返す、治らない中耳炎に行います。短時間で終了します。
通常の診療時間内で行うことが出来ます。

鼓膜穿孔閉鎖術

鼓膜に穴が開いて、自然に塞がらない方に行います。鼓膜の穴にコラーゲンスポンジを挿入して再生を促す手術です。術前診察、術前検査が必要です。1週間後に術後診察を行います。

鼓膜形成術

鼓膜の穴が大きい、鼓膜穿孔閉鎖術を行っても穴が閉じない方に行います。ご自身の耳の後ろの皮下組織を穴に挿入して移植する手術です。術前診察、術前検査が必要です。1週間後に術後診察を行います。

鼻手術について

手術選択

スギ花粉症、鼻炎による鼻づまり:超音波凝固装置による粘膜焼灼又は下鼻甲介手術
鼻水が多い(鼻汁過多):後鼻神経分枝切断術
鼻の中の形態異常による鼻づまり:鼻中隔矯正術・下鼻甲介手術
蓄膿症(慢性副鼻腔炎):内視鏡下鼻副鼻腔手術

手術内容

超音波凝固装置による粘膜焼灼

中高生、本格的な手術は希望されない方にお勧めします。スギ花粉症にも効果的です。麻酔も含め両鼻の手術が短時間(30分程度)で終了します。手術後しばらく鼻の中に汚れ(痂皮)が付きやすいので、ご都合に合わせて週1回程度通院をお願いしています。鼻づまりに対する治療効果は下鼻甲介手術よりも劣ります。

後鼻神経分枝切断術

下鼻甲介の粘膜下に存在する自律神経を切断し、鼻水を減らす手術です。薬を飲んでも鼻水が多い方、薬を服用したくない方(挙児希望の方など)にお勧めです。

下鼻甲介手術

粘膜下に下鼻甲介組織や骨を切除して、鼻づまりを改善させます。治療効果はとても高い手術です。

鼻中隔矯正術

鼻の中を左右に分けている壁(鼻中隔)が曲がっていることで生じた鼻づまりを改善させます。治療効果はとても高い手術です。

内視鏡下鼻副鼻腔手術

炎症を起こしている副鼻腔を開放し、副鼻腔を分けている壁を取り除き単洞化させ、換気と排泄の改善を目的に行います。

いずれの手術も全て併用して行うことが出来ます。

鼻手術(手術前から手術後まで)※粘膜焼灼術のみの方は含まれません

術前診察

内視鏡やCT検査等により病気の状態を調べ、治療方針・手術法・手術日を決定します。手術の内容により高額医療制度の適応になりますので、事前に加入している保険組合に申請しておくと良いでしょう。民間の医療保険に加入されている方は保険会社にご連絡下さい。

術前検査

手術約1ヶ月前に身体測定・血液検査・心電図検査を行い、全身状態を調べます。
必要に応じて追加の検査、他科受診をお願いします。

手術当日

事前に執刀医は撮影したCT画像にて手術のシミュレーションを行い、手術プランニングをします(Building block concept)。手術中はナビゲーションシステムを活用し、術野での安全域と危険部位の認識・同定(Area management)を行い、副損傷を起こさず安全に手術を行います。手術終了後しばらく院内で経過観察し帰宅して頂きます。帰宅後、常時執刀医と連絡ができる体制確保をしております。遠方在住の方には手術当日は近隣のホテルに宿泊をお願いしています。

手術後

手術翌日と術後4日又は5日目に来院して頂きます。術後約1ヶ月間はご都合に合わせ週1回程度を目安に通院して頂きます。

その他ご質問・ご要望あればご相談下さい。